フィンペシアとプロペシアの違いについて比較してみた

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薄毛・ハゲの治療薬と言えばミノキシジルとプロペシアが有名です。

それぞれ効果が違う事から併用する事で薄毛・ハゲの治療に対して相乗効果が見込めるというのは比較的有名です。

ところでプロペシアが2015年に特許が切れた事でジェネリック医薬品として様々な会社が後続の医薬品を開発した事はご存知でしょうか?

日本ではファイザー社のフィナステリド錠が有名ですが、同じような薬効を持ったジェネリック医薬品は市場のシェアを獲るべく多数誕生しています。

そんな中で比較的知名度が高い医薬品にフィンペシアという物があります。

今回はプロペシアとフィンペシアの比較・違いを解説していきます。

フィンペシアはインド製ジェネリック医薬品

薄毛・ハゲに悩んでいる人でフィンペシアを服用した事がある人は恐らくかなり少数である事が予想できます、と思いきや実はかなり多くの人がフィンペシアを利用しています。

フィンペシアはインドの製薬会社シプラ社が製造・販売しているジェネリック医薬品で、プロペシアと同じくフィナステリドを有効成分としています。

日本では2015年にプロペシアの特許が切れた事で後続のジェネリック医薬品が多数誕生していますが、実はインドではまだ特許が有効なままで、立ち位置としては正規品ではあるけどコピー品というかなり複雑なポジションの医薬品でもあります。

特許が有効にも関わらずジェネリック医薬品が誕生、しかも違法ではない(場合によっては違法のケースもあります)というのはどういう事なのかと言うと大きく特許の使用料と発展途上国特有の事情、この二つの理由が存在します。

特許の使用料

医薬品に限った話ではありませんが、特許というのは特許の申請が通ったからと言って絶対に使ってはいけないわけではありません。

特許に関するあらゆる技術を始めとした知的財産は特許を取得している、言い換えれば権利を保有している企業に適切な費用を支払う事で利用が可能となっています。

つまり、インドの様に国際特許がまだ切れていない国であっても、製薬会社に特許の使用料さえ支払えば問題なく製造・販売が可能という事です。

発展途上国特有の事情

もう一点、実はこちらの方が社会的には問題が多いのですが、インド製のジェネリック医薬品は非常に安価です。

例えばフィンペシア一錠の価格は最安値で約35円です。

プロペシアが一錠あたり215円前後が最安値である事を考えると破格の安さである事がわかりますが、インドの製薬会社の医薬品はこの安さが理由で意外なところで多用されています。

世界中で起きている戦争や紛争、自然災害の報道を見て一度くらいは「国境なき医師団」という名称を聞いた事があると思います。

国境なき医師団は医療費を払う事自体が難しい国の人々に対して医療行為を行っている非営利団体です。
日本で一躍知名度が広がったのはイラク戦争時ではないでしょうか。

この国境なき医師団が使用している医薬品の大部分はインド製のジェネリック医薬品ですが、なぜインドのジェネリック医薬品を使うのかと言えば答えは簡単で安いからです。

先の例に挙げた通り、インドのジェネリック医薬品と日本の薬では単価が6倍近く違う為、活動資金の9割以上を寄付金で賄っている国境なき医師団にとって薬の費用は大きな問題として存在しています。

こういった背景がある事から、既存の先進国の製薬会社はある程度黙認するしかない状況になっているというわけですね。

フィンペシアとプロペシアに違いはあるのか?

では実際にフィンペシアとプロぺシアを比較した場合どの様な違いがあるのでしょうか。

まず、薬効についてはフィナステリドが主成分である事から問題は無い事がわかります。

しかしプロペシアと比較した時、日本特有の大きな問題点として日本では購入出来ないといった違いがあります。

フィンペシアは日本で認可されている医薬品ではない事から、入手する場合は個人で輸入をするしかありませんが、一応輸入代行をしている個人や企業、団体も存在しています。

個人で輸入という事で、医薬品としては正規ルートでの購入にはならない事から偽物をつかまされる事も少なくないので注意が必要です。

ではフィンペシアとプロペシアに薬効自体の違いがあるのかと言えば、服用した薬がインドの正規品であれば前述の通り特にありません。
しかし、副作用に関してはプロペシアに比べて一点だけ厄介な問題が存在します。

フィンペシア最大の問題点は着色料?

プロペシアとフィンペシアを比較した時、唯一にして一番の問題点として挙がるのはキノリンイエローという合成着色料です。
ちなみにキノリンイエローは別名黄色203号とも呼ばれますが、フィンペシアが黄色い錠剤という事はありません。

キノリンイエローは発がん性物質である事が噂されていて、ヨーロッパでは2005年に自主規制を課されている物質でもあります。

キノリンイエローは元々食品添加物の一つでしたが、発がん性物質であると噂されたのはほとんど根拠がありません。

可能性があるとすれば、キノリンイエローがタール色素であり、同じタール色素であるアカネ色素が発がん性が確認された物もあり、これと混同された可能性が高いと思われます。

日本でキノリンイエローを食品に使用する事は禁止されている一方で医薬品への利用は認められているので、過度な心配をする必要はありません。

しかし、この噂をシプラ社も把握はしていたみたいで、2014年以降販売されているフィンペシアにはキノリンイエローが使用されていないので、フィンペシアに対する危惧する点についてはクリアされたとみて良いでしょう。

まとめ

フィンペシアとプロペシアの二つを比較した場合、薬効について大きな違いはありません。

これはフィンペシアがプロペシアのコピーに近いジェネリック医薬品だからです。

価格は日本で販売されているプロペシアに比べて圧倒的に安い反面、入手方法が個人輸入や輸入代行を利用する必要があるという点がネックであり、偽物をつかまされる可能性がある点に注意が必要です。

商品の質として唯一の懸念であったキノリンイエローは現在販売されているフィンペシアには配合されていないので、正規品を確実に入手可能な環境であればプロペシアよりも使い勝手は良い医薬品と言えます。

その一方で前述の通り偽物をつかまされる可能性は捨てきれないので、心配であれば国内でプロペシアを入手した方が確実でもあります。