フィナステリド錠とプロペシアの違いについて比較してみた【ファイザー社で有名】

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ハゲ・薄毛が進行した男性にとって男としての尊厳をかけて発毛・育毛に力を入れるか潔く剃髪するかは分かれるところですが、近年ハゲ・薄毛に対する研究が進んだ事で発毛・育毛に関しては効果がある物が誕生しています。

特に発毛・育毛に関して有効な医薬品としてミノキシジルタブレットが挙がりますが、一方で抜け毛に対して大きな力を発揮するプロペシアという医薬品も誕生しています。

このプロペシアはフィナステリドという薬と同列に扱われる事が多い医薬品ですが、具体的に違いはあるのか気になりますね。

今回はプロペシアとフィナステリド錠の違いについて比較・解説していきます。

フィナステリド錠とプロペシアは基本的に同じ薬

フィナステリド錠とプロペシアは薄毛・ハゲの世界に踏み入った人、さらになんとか薄毛・ハゲを改善したいと思ったら一度は聞いた事がある医薬品ですね。

しかし一方でフィナステリド錠とプロペシアがどの様な薬なのか、またどのような違いがあるのかについては知らない人も少なくありませんが、プロペシアとフィナステリド錠は基本的に同じ薬であり、呼び名が違うだけというのが正解です。

厳密にはアメリカで開発された前立腺の治療薬として誕生した物がはじまりです。

販売された1992年当時はProscarという名前で、前立腺癌や前立腺肥大症に効果がある一方で、用量を抑える事でAGAに対して効果があるという事が明らかになり、日本でもプロペシアという商品名で販売されたという経緯があります。

尚、日本では前立腺の治療薬としては未承認です。

一般に認知されているフィナステリドという名称になったのは2015年に日本国内でのプロペシアの特許が切れた事で各社が後続薬品の開発に乗り出した際に使われた事が起因しています。

日本ではファイザー社が製造販売しているフィナステリド錠が有名で、日本でフィナステリドと言った場合は大体ファイザー社の物を指す事が多いですが、ものすごく分かりやすく言えばフィナステリド錠というのはプロペシアのジェネリック医薬品の事です。

ジェネリック医薬品とは何?

ジェネリック医薬品という単語が出て来たのでジェネリック医薬品について少し解説していきます。

ジェネリック医薬品というのは世間一般的には「なんか普通の薬よりも安い薬」程度の認識である事が多いですが、試験と厚生労働省の認可を得て製造・販売される立派な医薬品です。

ジェネリック医薬品は元々ある薬の特許が切れる事で様々な会社が同じ効果を持つ薬を開発した物の総称であり、例えば2005年にインフルエンザの薬として有名なタミフルの特許が切れた場合、2005年以降はタミフルの開発会社以外でもタミフルと同じ効果を持つジェネリック医薬品が開発可能になる、という事です。

例えば味が不味すぎて飲みにくいから味を改良、錠剤が大きすぎて飲みにくいから小型に改良、効果が出るまでに時間がかかり過ぎるから即効性を追加、こういった様に従来の薬の何かしらの欠点を改良した物をジェネリック医薬品として開発します。

こういった開発の背景もある事から一般的に販売されている薬と同じ効果を持ちながら従来の物より良い物がジェネリック医薬品の特徴の一つです。

もう一つの特徴として安い事が挙げられますが、これは元となる薬は完全に0からの藍発になる事から開発費が高くつくものの、ジェネリック医薬品はベースになる薬が既にある事から開発費が抑えられているという理由から価格を抑える事に成功しています。

改良と製造コストを抑えた事による低価格化を二つの特徴として挙げはしましたが、前者の特徴については消費者側からはほとんど意識されない為、事実上低価格化の方に着目されます。

こうした事からジェネリック医薬品は単に「同じ効果がありつつ安い薬」といった認識でもほとんど間違っていないのが現状です。

プロペシアとフィナステリド錠の関係を当てはめると、元々日本で販売されていたプロペシアの特許が切れた事で、プロペシアの後続医薬品として何かしらの改良を施されるか低価格に成功したジェネリック医薬品がフィナステリド錠という事になります。

フィナステリド錠とプロペシアの違いは?

ジェネリック医薬品である事からプロペシアよりも優れているという事が予想出来るフィナステリド錠ですが、プロペシアと比較してどの様な違いがあるのか気になります。

結論を言ってしまうと薬効自体に違いはほとんどありません。

プロペシアはAGAの治療薬、厳密に言えば抜け毛を防ぐ薬として有名ですが、主成分はフィナステリドです。

勘のいい人ならわかると思いますが、プロペシアを服用すると言う事はそのままフィナステリド錠を服用している事と同じ事です。

強いて違いを挙げるなら日本でプロペシアの特許が切れた事で後続して作られたフィナステリド錠がかなり安いと言う点のみの違いになります。

処方するクリニックで違いがありますが、プロペシアは8200円でフィナステリド錠は4200円前後と半額に近い価格です。

まとめ買いをする事で更に少し安くなりますが、これは個々人の価値観やお財布と相談する事になりますね。

薬効以外での違いで比較対象はある?

元が同じフィナステリドだからほとんど違いが無い、これはその通りではありますがそれでは面白くないと感じる人もいるかと思います。

そこで専門的な話に触れる点もありますがもう少し掘り下げていきます。

従来の薬とジェネリック医薬品に何か差異はないのか?と言った話になった時、価格を除いた一番の違いとして添加物が挙げられます。

たかが添加物と思うかもしれませんが、薬効自体は決まっている事から添加物に何を使われているかで価格や改良点、場合によっては副作用に関わってくる重要な物でもあります。

例えば、元祖であるプロペシアの添加物は

ジオクチルソジウムスルホサクシネート、ステアリン酸マグネシウム、タルク、デンプングリコール酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、結晶セルロース、酸化チタン、乳糖水和物、部分アルファー化デンプン、

が含まれています。
これらは錠剤に配合されている添加物としては極々一般的な物ですが、一方でファイザー社のフィナステリド錠(0.2mg)の添加物を見てみると

アリン酸マグネシウム、アルファー化デンプン、クロスカルメロースナトリウム、ジオクチルソジウムスルホサクシネート、ステヒプロメロース、ポビドン、マクロゴール400、マクロゴール6000、、黄色三二酸化鉄、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、酸化チタン三二酸化、鉄無水乳糖、

です。

この中からフィナステリド錠に含まれていてプロペシアに含まれていない添加物として例えば軽質無水ケイ酸を挙げます。
この添加物の特徴は顆粒の流動性を改善する目的で利用される添加物で、服用した錠剤をスムーズに行きわたらせる効果があります。

また、直接薬効とは関係ありませんが、ステアリン酸マグネシウムは滑沢剤として製造過程における製造効率を上げる事が可能になる等、単に効果を上げるといったものだけではなく、製造面からも重要という事ですね。

まとめ

AGAの治療薬の一つとして有名なプロペシアとフィナステリド錠が基本的に同じ薬効であり、違いは価格と添加物であるという事を説明してきました。

特に、とても有名なフィナステリド錠が実はプロペシアのジェネリック医薬品であると言う事を知らなかった人も多いのではないでしょうか。

フィナステリド錠がプロペシアと比較して安いのはジェネリック医薬品である事が理由ですが、薄毛・ハゲの治療は長い時間を要します。
まだプロペシアを利用している人は日本の厳しい審査基準をクリアしているフィナステリド錠に切り替えても安心ですね。