男性の薄毛に効く漢方薬と効果的な飲み方を解説します

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薄毛やハゲを改善しようとした時にシャンプーや育毛剤、AGAクリニック等を利用しようとする人は多いですが、漢方薬と言った物も存在します。

漢方薬は自然由来の成分で作られていて体にも優しく、価格も育毛剤やAGAクリニックに比べると破格に安く、且つ東洋医学と近年では西洋医学の要素も加わった本場中国よりも効果の高い物が多くジワジワと愛用者が増えています。

今回は薄毛・ハゲに効果のある漢方薬と効果的な飲み方を解説していきます。

漢方薬って何?

漢方薬は実は日本で独自に進化した医学です。

漢方なのになぜ日本で独自に進化したのか疑問に思う人もいるかと思いますが、簡単にいえば鎖国していた日本では独自に進化せざるを得なかったのです。

発祥こそ中国ではありますが、現代の日本で一般的なイメージとして存続している漢方は厳密には漢方医学と呼ばれていて、漢方医学がそのまま漢方薬と同じ意味で使う事も少なくありません。

ちなみに中国では中国医学、韓国では韓国医学(韓方薬)という呼称です。

漢方医学には後世派と古方派、それぞれの中間である折衷派の三つが存在しています。
特に日本では古方(こほう)派が最大派となっていますが、これは分かりやすく言えば実際にやってみて効果があればそれを最重要視する、といったスタイルの学派です。

ここで本題に入りますが、漢方薬というのは個人個人の体質を確認したうえで様々な生薬を選別して飲んだり、調合して飲む薬であってその効果はあったものもあれば無かった物もあります。

これは実際に飲んでみないと分からないというのが欠点だったわけですが、古方派では実証主義ということでとりあえず飲ませてみて効果があればとりあえずOKといったスタンスで、治験に近いスタイルですね。

現在漢方薬として販売されている物はそういったテスト(文字通り人体実験みたいなものですが)を何回もして残った叡智によって成立した医学という事です。

・・・と都合よくはいきません。

現代の漢方は医薬品医療機器等法という法律が施行された事によって漢方の成分分析がされていて、実は本場中国よりも効果が高いという評価があり、中国から日本製の漢方薬を買いに来るというなんともな現象も起こっています。

つまり、漢方という古方派による実証主義の中で育ちつつ、現代では西洋医学的要素も組み込まれた物が漢方というわけで、純粋な本来の意味での漢方薬は法律の関係であまり存在していないと言っても良いでしょう。

西洋医学との大きな違いは、症状や臓器、病理に対してピンポイントで効果がある施術や薬の処方をする西洋医学に対して、漢方薬は全身の調子を整えて結果として症状を回復・改善させるという点にあります。

余談:民間療法・民間薬とは違う?

ところで漢方は元々の成り立ちだけ見れば民間療法・民間薬とかなり似た物だと気づく人はいるかと思います。

いますよね?いるという前提で進めます。

結論から言うと漢方薬は民間療法とは完全に別物です。
実証主義的な要素こそ同じではありますが、漢方薬というのは根っこにあるのは東洋医学という正式な学問です。

東洋医学というのは個人個人の体質も考慮される物で、実は一口に漢方薬と言っても同じ症状であっても体質によって飲む薬が変わります。

それに対して民間療法・民間薬は経験と民間での言い伝えによる物によって成り立っていて、学術的な根拠という物が存在しないという違いがあります。

例えば、風邪をひいたらネギを首に巻くと言った民間療法がありますが、最近では明確に否定されています。

首に巻いてもネギの成分は吸収出来ないし逆に首を冷やす事に繋がるから、首に巻くくらいなら食べろといった意見が主流です。

薄毛・ハゲを引き起こす代表的な症状と効く漢方薬

個人の体質に合わせて飲む漢方薬ですが、様々な症状に対応している事から当然薄毛・ハゲに効果がある物も存在します。

漢方では薄毛やハゲといった髪の状態に関わる物は「血虚」「腎虚」「湿熱(しつねつ)」が原因とされています。

血虚(けっきょ)

血虚は血行不良で髪に栄養が行き渡らない状態の事を指しています。

髪に栄養が行き渡らなくなる事で髪が細くなり、髪が傷んでくせっ毛を引き起こす等、髪に関する多くの症状の原因になります。

効果のある漢方薬:婦宝当帰膠B, 東西オイスター

腎虚(じんきょ)

腎虚は腎臓の機能が低下している状態です。

腎臓は身体の老廃物を排出したり体内の水分や塩分等の濃度を調整する役割を持っています。
腎臓の機能低下は髪の老化、簡単に言えば薄毛やハゲを進行させてしまいますが、一番よくみられる症状は白髪です。

一度機能が無くなった腎臓というのは再び機能する事はありません。
疲弊している段階ではまだ治す事も出来るので、腎臓を大事にする事で健康な髪を手に入れる事が出来るとされています。

効果のある漢方薬:婦宝当帰膠B, 東西オイスター

湿熱

湿熱は髪がベタついている状態で、簡単にいえば皮脂の過剰分泌状態です。

皮脂の過剰分泌は毛穴を塞いで髪の健全な成長を阻害して、薄毛やハゲを引き起こします。
皮脂といえばとにかく「取り除く物」というイメージが強いですが、適度な皮脂は頭皮の潤いを維持する効果があるので取り過ぎに注意が必要です。

効果のある漢方薬:瀉火利湿顆粒

この様に一口に漢方から見た症状を見た場合、比較的なじみ深い症状である事が分かります。

その他お勧めの漢方薬

症状とそれに対応した漢方がある一方で他にもオススメ出来る漢方薬もあります。

例えば、薄毛・ハゲの原因の一つはストレスとされていますが、漢方薬にはストレスに効く物も存在しているからです。

漢方薬に記載されている効能に「神経衰弱」が記載されている場合はストレスに効く漢方薬なのでお勧めです。

代表的な漢方薬は柴胡加竜骨牡蛎湯や十全大補湯で、それぞれ神経衰弱以外にも様々な効能があるので、自分にあった漢方薬を選ぶのも良いですね。

また、柴胡加竜骨牡蛎湯には神経衰弱以外に単純に「脱毛症」に効果がある事が謳われています。

但し漢方薬を服用する際はいくつかの注意点もあります。

<h2漢方薬服用時の注意点>

漢方薬はそれぞれの体質・症状にあった物を服用する事が基本です。

これに関しては西洋以外による薬を処方された物以外を一緒に飲まないといった原則と同じですが、漢方というのは副作用が起きにくい成分という強みがある一方で何種類もの漢方薬を同時に服用する事で何らかの副作用が出てくる事もあります。

この辺りは西洋医学と同じではありますが、副作用を起こさないように且つ薄毛・ハゲに効果的な飲み方を実践する為に次の点に注意して服用しましょう。

ぬるま湯か水で飲む

西洋医学による薬でも同じ事ですが、基本的にぬるま湯か水で飲む事が大事です。

これは漢方薬の効能を邪魔しない為でもあるので守りましょう。
また、漢方薬の味やにおいが神経に作用して不調を治す場合もある為、臭いや味が嫌いだからと言ってお茶で飲むのも避けましょう。

複数の種類を一緒に飲まない

漢方は基本的に自然由来成分で出来ていて、言い方は悪いですがそこら辺の野原や山に生えている草を成分にしている事もあり得ます。

漢方薬は個人個人の体質や症状に合った物を飲むのが原則となっているので、効能だけを見て「これも効くっぽいから大丈夫」と軽く見ていくつも服用すると思わぬ副作用をもたらす可能性があります。

薄毛に効果はあると言ってもそれが血流によるものなのか皮脂による物なのか、それともストレスによる物に対する効果は漢方ごとに違うので、自己判断での服用は避けましょう。

効果を見て量を減らしていく

漢方はいつ服用を止めるのか?という話にもなりますが、薄毛・ハゲが改善してきたからと言って服用を止めてはいけません。

改善の兆候が見られて実際に改善をしたとして、改善された状態が馴染む前に服用を止めるとまたすぐに悪化する可能性があります。

重要なのは改善されるまで服用することと、改善の兆候が見られたら漢方薬の服用を少しずつ減らして改善された状態を馴染ませる事です。

服用を減らしても薄毛が再発しないまで改善したところで服用を止めて様子を見ましょう。

食前に飲む

西洋医学による薬原則として食後に飲む事になっています。

これは薬というのは基本的には人体にとっては異物であって、飲む事で胃を傷める可能性がある為、薬の成分が緩やかに吸収される様にする為でもあります。

しかし漢方の場合は食前、もっと言えば空腹時に飲む事が基本で食前に飲む事で高い効果を発揮します。

勿論漢方薬の種類によっては食後に飲む事を推奨している物もあるので、注意書きはしっかりと読む必要があります。

まとめ

漢方薬は西洋医学とは別体系の医学です。

西洋医学による薬と漢方薬では服用による効果を高める為の条件の違い、そして同じ症状でも実際に服用する人によって服用する漢方薬が変わると言った特徴があります。

しかし医学として根っこにあるのは血流や臓器、そして頭皮の状態に対応いた漢方薬を服用するといった西洋医学的と同じスタンスでもあります。

もし何を購入すればいいのか分からない場合は、薬剤師と相談する事で自分にあった漢方薬を紹介してくれるところもあります。

漢方薬は医師による処方の他にドラッグストアやAmazon等の通販でも入手可能なので、漢方薬のリサーチをじっくりと行い、自分に合った物を服用するようにしましょう。